キッズ携帯の基礎知識

きょうだいでキッズ携帯を同時契約するとき、家族割はどうなる?

上の子に続いて下の子にもキッズ携帯を持たせる。2台目となると、1台目のときには気にしなかった「家族割は使えるのか」「同じ機種にすべきか」といった疑問が出てきます。

結論から言うと、キッズ携帯専用プランの家族割の扱いは、ドコモ・au・ソフトバンクで対応がはっきり分かれています。同時契約を考えているなら、機種選びより先にここを確認しておいたほうがいいです。

子持ちママ
2台目だからって安くなると思い込んでたら、そうでもなかったです

きょうだい同時契約で「家族割」は使えるのか。3キャリアで扱いが違う

ドコモのキッズケータイプランは、家族割引の割引額を決める「みんなドコモ割」の回線数カウントの対象外と公式に明記されています。同一のファミリー割引グループに入れても、キッズケータイプランの回線は割引のカウントに含まれません。つまり、きょうだい2人ともキッズケータイプランで契約しても、その2回線だけで家族割の割引額が上がることはない仕組みです。

auのジュニアケータイプランMEは、同じ家族割グループ内であれば通話・SMSが家族間無料になる恩恵があります。ただし月額料金そのものを下げる「家族割引プラス」との関係は公式ページに明確な記載がなく、むしろ「本プランに加入すると、現在適用中の各種割引が終了する場合がある」という注記があります。通話無料の恩恵はあっても、月額の割引が上乗せされるとは限らないので、契約前にauショップで自分の家族割グループの状況を確認したほうが確実です。

ソフトバンクは、キッズフォン向けの「基本プラン(みまもりケータイ/キッズフォン)」「基本プラン2(キッズフォン)」がどちらも家族割引の対象プランとして明記されています。3社の中では、きょうだい2台目以降の契約で家族割の恩恵がいちばんはっきりしているのがソフトバンクだと言えます。

本体価格には、家族割の恩恵は基本的に及ばない

ここまでの家族割は、月々の基本料金や通話料の部分の話です。端末そのものの購入価格には、きょうだい2台目だからといって安くなる仕組みは基本的にありません。ドコモのSK-41Dのように、オンラインショップ限定の端末購入割引で定価より大きく値引きされる例はありますが、これはきょうだいかどうかに関係なく誰でも対象になる割引です。

「2台目だから本体も安くなるはず」という思い込みで予算を組むと、実際の請求時にずれが出ます。安くなるのは主に毎月の利用料金の部分で、初期費用は基本的に1台ずつ同じ金額がかかると考えておいたほうが計画は立てやすいです。

同じ機種にする?学年で機種を分ける?

上の子と下の子に数年の年齢差があると、下の子が契約する頃には上の子の機種がすでに旧型になっていることがよくあります。現行3機種の比較記事で触れたとおり、マモリーノは4から6まで短い間隔で世代交代しており、上の子がマモリーノ4、下の子がマモリーノ6という組み合わせも珍しくありません。

機種が違うこと自体はデメリットではありませんが、防犯ブザーが鳴ったときに届く通知の内容や、見守りアプリの操作方法が世代ごとに違う場合があります。親としては、上の子の機種で覚えたやり方がそのまま下の子には通用しないことがある、というくらいの心づもりをしておくといいです。

契約者名義はどうする

キッズ携帯は子ども名義で契約する仕組みではなく、通常は保護者名義で1回線ずつ追加していく形になります。きょうだい2人分でも、契約者は同じ保護者のままで問題ありません。

注意したいのは、上の子が中学生になってキッズケータイプランからスマホ向けプランに切り替わるタイミングです。上の子の回線がキッズケータイプランでなくなると、その回線は家族割のカウント対象に入るようになるため、下の子だけがキッズケータイプランで残っている状態と、以前とは家族割の計算が変わります。機種変更のたびに、家族割の適用状況が変わっていないか確認する習慣をつけておくと料金の見落としを防げます。

きょうだいで違うキャリアを選ぶ場合の注意点

祖父母宅や習い事先の電波状況で、あえてきょうだいで違うキャリアを選ぶ家庭もあります。ただし家族割はキャリアをまたいでは使えないので、割引を最大化したいなら基本的には同じキャリアに揃えたほうが有利です。

違うキャリアにする場合、家族間通話も一般の通話料金がかかる点は覚えておいたほうがいいです。ドコモとauできょうだいの回線を分けた場合、きょうだい同士の通話は家族間無料の対象にならず、通常の通話料が発生します。連絡を取り合う頻度が高いきょうだいなら、この点だけでも同じキャリアを選ぶ理由になります。

見守りアプリが分かれる点も見落としがちです。ドコモならイマドコサーチ、auなら安心ナビ、ソフトバンクなら位置ナビと、キャリアごとにアプリが別になります。きょうだいで違うキャリアを選ぶと、保護者のスマホに見守りアプリを2つ入れて、それぞれ別々に開いて位置を確認することになります。1つの画面できょうだい2人分の居場所をまとめて見たい場合は、この手間も選び方に含めて考えたほうがいいです。

お下がり前提で契約するときに気をつけたいこと

新規に2台目を買わず、上の子が使わなくなった端末を下の子にそのまま回す家庭も多いはずです。この場合、回線契約としては上の子の回線を解約して下の子名義で契約し直すのか、SIMカードだけ差し替えて同じ回線を使い続けるのかで手続きが変わります。

SIMカードを差し替えるだけなら手続きは簡単ですが、契約時の生年月日や学年に紐づいたプラン(ジュニア向けの割引など)が、下の子の年齢に合っているかは契約時にあらためて確認してください。端末を渡す前に初期化しておくことも忘れずに。この部分は端末の処分・引き継ぎの話と重なるので、契約とは別に確認しておくといいです。

よくある質問

きょうだい同時契約について

Q. 双子でも家族割の扱いは変わりませんか?
年齢が同じでも、家族割の仕組みそのものは変わりません。ドコモならキッズケータイプランはカウント対象外、ソフトバンクなら対象プランという扱いは、双子でも年齢差のあるきょうだいでも同じです。

Q. 家族割のためだけに、キャリアを乗り換える価値はありますか?
すでに親のスマホ回線が特定のキャリアに固定されている場合、キッズ携帯だけを乗り換えるとかえって手続きが増えます。家族割の差額と乗り換えの手間を比べて、差額が小さいなら今のキャリアのまま2台目を追加したほうが現実的なことが多いです。

Q. きょうだい分の月額料金をまとめて確認する方法はありますか?
各キャリアのマイページ・My auなどのオンライン管理画面から、契約している回線をまとめて確認できます。家族分の回線を1つのアカウントにまとめて管理できるかはキャリアによって仕様が違うので、契約時にショップで聞いておくとあとが楽です。

Q. 1人の子どもがキッズ携帯を2台契約することはできますか?
ドコモの場合、キッズケータイプランは12歳以下の子ども1人につき1回線までという条件になっています。きょうだい分を増やす契約は、あくまで子どもの人数ぶんの回線を追加する形で、1人の子に予備機として2台目を持たせる用途では使えません。

2台目だからといって自動的に安くなるわけではない、というのがきょうだい同時契約の実際のところです。契約前に家族割の対象範囲だけでも確認しておけば、あとから「思っていたのと違った」となるのは防げます。

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