中学生になったらスマホデビューを考える家庭が多いようですね。
文科省では、小中学校へのスマホの持ち込みを原則認める方向で検討を始めているようですので、子どもの登下校時の安全面や災害時の安全確認などを考えると、中学生からはスマホを持たせるのが当たり前になっていくのではないでしょうか。
でも、中学生にスマホを持たせるとしたら、iPhoneとandroidスマホのどちらを持たせるのがいいのでしょうか?

中学生が持つのに相応しいスマホはどちらなのか、iPhoneとandroidの違いを比較してみました。
iPhoneとandroidの違いが分からない、どちらがおすすめなのか知りたいという人は参考にしてみてくださいね。
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目次
iPhoneとandroid何が違うのか比較してみた!
そもそも、iPhoneとandroidの違いって何なのでしょうか?
デザインはもちろん違いますが、アプリが使えること、指で操作ができることなど、基本的なスマホの内容は全く同じですよね。
というよりも、androidのスマホは富士通やシャープ、ソニーなどさまざまなメーカーが扱っているはずなのに、iPhoneはなぜApple社だけなのでしょうか?
それ以外にも、使い方や機能に違いがあるようですので、具体的にどのような点に違いがあるのか比較していってみましょう。
OSの違い
iPhoneとandroidはスマホの全体を制御、管理する最も重要で基本的なソフトウェアであるOSが違います。
iPhoneはApple社が開発した「iOS」androidはGoogle社が開発した「android OS」を搭載しており、このOSの違いによってスマホで利用できる機能から操作方法まであらゆる点が異なっています。
そして、iPhoneはApple社が開発から製造、販売まですべて一貫して管理しているため、iPhoneという端末はApple社からしか出ていません。
しかし、androidについては、SONYが販売するXperia、シャープが販売するAQUOS、サムスンが提供するGalaxyなど、あらゆる企業がandroidOSを搭載したスマホを提供しています。
androidOSを開発したGoogle社は、このandroidOSをライセンスフリーで提供しているため、各メーカーがandroidOSを使って端末を自由に作ることが可能になっているのです。
そのため、androidスマホの方がバリエーションが豊富で、製造するメーカーによってスマホの特色に違いがあるということになります。
簡単に例えるなら、ゲーム機で言うところの任天堂のWiiかソニーのプレイステーションか、というような違いだということですよね。
中身は違うけれど、家庭用ゲームであることは同じです。
iPhoneとandroidもそれと同じで、中身は違うけれどスマホであることは同じということです。
ダウンロードできるアプリの違い
iPhoneとandroidのアプリはダウンロードできる場所も違いますし、提供しているアプリ自体も異なります。
iPhoneはApple社が提供するApp storeでのみダウンロードすることができ、Apple社独自の基準で検査を行い、この検査にクリアできたアプリだけがダウンロードすることができます。
Androidは比較的基準が低くなっているため、アプリの数はiPhoneに比べると何倍も多く開発されている他に、Google playだけでなくインターネット上から自由にダウンロードすることができます。
有名で人気があるアプリは、iPhoneでもandroidでも利用できるように、どちらのアプリも提供されていることが多いですが、アプリによってはiPhoneのみでしか使えない、androidのみでしか使えないアプリというのも多数存在します。
ただし、中学生が好んで使うようなゲームアプリやSNSアプリなどは、iPhoneでもandroidでもどちらでもダウンロードすることができますので、中学生がアプリの利用の有無でどちらを選ぶべきかを悩む必要はなさそうですよ。
カスタマイズ性の違い
iPhoneのOSはすべてが完璧に設定されているため、ホーム画面のアイコンのデザインを変えたりするようなカスタマイズ性がありません。
iPhoneはOSで定められているデフォルト操作しかすることができませんので、どのiPhoneシリーズを使ってもホーム画面や設定画面などは全く同じで操作方法も同じとなっています。
Androidの場合は、ホーム画面に天気予報アプリを大きく設定したり、アイコンのデザインを自分好みにカスタマイズしたり自由にカスタマイズすることが可能です。
カスタマイズ用のアプリも多数提供されているため、androidスマホは使う人によって全く異なる操作方法になっています。
また、メーカー側が開発したシンプル画面などが搭載されていることもあるため、各メーカーによってホーム画面や機能、設定の操作方法ががらりと変わっているのも特徴です。
中高生に持たせるのにiPhoneが選ばれる理由は、このように操作がデフォルトで分かりやすいという点もポイントになっているようですね。
外部メモリ対応の違い
外部メモリとは、SDカードのような取り外しのできるデータ保存機器のことです。
Androidスマホではほとんどの機種でSDカードに対応しています。
そのため、本体のストレージ容量が少なくても外部メモリに保存をすることができるため、写真や動画などをたくさんスマホに入れておくことが可能になっています。
また、SDカードは取り外しができますので、SDカードを違うスマホやパソコンなどに差し替えればされだけでデータを閲覧することもコピーすることも簡単にできます。
iPhoneは外部メモリに対応していませんので、iPhoneはシリーズごとにストレージ容量を分けて販売しています。
ストレージ容量が足りない場合には、インターネットのクラウド上に保存することも可能なので、外部メモリがなくてもデータを増やしていくことは可能にはなります。
おサイフケータイやワンセグなどの便利機能の違い
おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信といった便利機能は、日本が独自に開発してきた機能です。
そのため、グローバルなスマホとして提供しているiPhoneでは対応していません。
androidの場合には、ガラケーの時代からケータイを提供していた各メーカーがandroidのスマホを提供していますので、ガラケー時代に搭載されていた便利機能をそのままスマホでも利用できるように開発しています。
なので、androidスマホの方が国内ならスマホをお財布代わりに利用することも簡単ですし、スマホでテレビを視聴することも、データを通信料無料で赤外線送信することもできます。
iPhoneでもウォレット機能が搭載されるようにはなりましたので、SuicaやクレジットカードなどはiPhoneがあれば財布がなくても利用することができます。
しかし国内の電子マネーなどにはまだまだ対応しきれていませんので、iPhoneだけでお財布代わりになるというのは難しい点があります。
端末価格の違い
iPhoneの端末価格は、最低でも約80,000円台からということで、かなり高価格な本体価格設定になっています。
それでも日本ではiPhoneが人気で新モデルが発売される度に人気が爆発しています。
人気が高いため、中古のiPhoneでも欲しいという人も多いため、使ったiPhoneを中古に売りに出してもそれなりに高い値段で買取ってもらえるという点ではポイント高いです。
androidスマホの場合は、さまざまな機能を搭載したハイスペックモデルから基本的な機能だけのシンプルスマホまで多くのスマホが発売されますので、販売価格も安いものから高いものまで様々です。
必要な機能だけで十分だという場合には、20,000円台から購入することができる低価格スマホも販売していますので、安いスマホが欲しいならandroidスマホを選ぶべきです。
デザイン性の違い
iPhoneはとてもシンプルで飽きのこない洗練されたデザインが特徴で、老若男女問わず人気があります。
また、アクセサリも非常に豊富に販売されているので、ケースなどで自由にカスタマイズすることもできます。
Androidは、各メーカーがさまざまなデザインで提供をするので、好みによって人気が出たり、不評だったり様々ですが、衝撃に強いケースを使用していたり、画面に丸みを付けて操作をしやすいようにしていたりなど、独自性が強くなっています。
中学生の子供がiPhoneを持つメリット
・操作がシンプルで簡単
・フィルタリング設定が本体で簡単にできる
・親がiPhoneなら子どももiPhoneにするべき
中高生でスマホを利用している内、約7割はiPhoneを利用しているというデータがあります。
確かにiPhoneのデザインはおしゃれですし、中高生でも簡単に操作ができる高性能なOS、操作の安定性など非常に使いやすいスマホだと言えます。
さらに、中学生の子供に持たせるなら、フィルタリング設定を簡単に利用することができるのも大事なポイントになりますよね。
iPhoneでは、本体の設定からスクリーンタイムという設定で、アプリやウェブサイトの有害サイトへのアクセスを制限することができます。
また、利用時間を設定することもできますので、深夜はアプリを使わないようにしたり、時間を決めて利用させることも簡単にできます。
課金を勝手にしないように制限することもできますよ。
また、親がiPhoneを利用している場合には、ファミリー共有設定をすることによって子どものiPhoneをいつでも簡単に検索することができます。
親がiPhoneを利用しているなら、子どももiPhoneにした方が操作や設定が分かりやすくて教えやすいというメリットもありますよね。
中学生の子供がandroidを持つメリット
・価格が安い
・キャリアのフィルタリング機能が使いやすい
・デザインや機能で自由に機種を選べる
Androidのスマホを中学生に持たせる場合には、価格が安いスマホを持たせることができるという点でメリットが大きいですよね。
まだ中学生ですから、スマホを大切に扱わないですぐに壊してしまう可能性もありますし、紛失する可能性も高いです。
iPhoneのような高価なスマホなんて持たせても無意味に感じてしまう人もいるはずです。
androidのスマホも価格が安くても機能は十分高いものばかりですので、普通に利用する分にはiPhoneに全く引けをとらない操作性になっていますよ。
フィルタリング設定については、各キャリアで提供しているサービスを利用することが可能です。
各キャリアのフィルタリング設定は非常に機能が高いので、簡単にアクセス制限をかけることもできますし、親のスマホやパソコンからでも設定を変更することができます。
子どもの居場所検索もエリア設定をしておけば、設定したエリアに出入りするたびに通知をしてくれるので、子どもの見守りにはandroidのスマホ方が最適です。
何よりも、機能やデザインで子どもの好きなスマホを選ぶことができるのもポイントです。
最近のandroidのスマホは、ゲーム操作に特化したスマホやカメラ機能が高いスマホ、オーディオ機能が高いスマホなど、用途によって高い性能を搭載しているスマホが多数発売されています。
androidのスマホのいいところは、このように子どもが欲しいと思う機能に合ったスマホをたくさんの種類から選べるというところではないでしょうか。
中学生にスマホを持たせるならどっちもおすすめ
中学生にスマホを持たせるならiPhoneとandroidのどちらがおすすめかということで比較してきました。
iPhoneとandroidでは、OSも違いますしホーム画面や操作方法も全く違います。
しかし、どちらも操作がしやすいのは間違いないですし、中学生にスマホを持たせる場合に必要なフィルタリング機能もしっかり対応しています。
結果、iPhoneでもandroidでも中学生が利用するのに必要な機能はきちんと搭載されていますので、どちらを使ってもおすすめということになります。
価格やデザイン、機能など、どんな機能が搭載されているスマホがいいのか、子どもと相談しながらピッタリなスマホを見つけてくださいね。